映画、ドラマを観ました。

映画、ドラマの感想ブログです。

ラストオブアス

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謎の寄生菌によって文明が崩壊した世界で、

娘を失った主人公ジョエルと、菌に耐性のある少女エリー

が困難を乗り越え、友情を育んでいく物語。

 

最初、このドラマを見始める時躊躇しました。

なぜなら私は「ウォーキ○グ デッド」を途中で見るのを辞めてしまった過去があるからです。結局人間が一番怖いよね。みたいなパターンが想像できてしまって、

あまり乗り気じゃなかったんです。

 

でも見始めたら、すごく面白かった。

まず、ゾンビが途中から蔑ろにされることもないです。

んで、ゾンビ(のような人)が足はえーです。

 

今までゾンビが足はやい映画、いくつかありましたけれども、

このドラマ、すげー足はえーです。

 

あと、あんまり極悪な人が出てきません。

こんな世界になってしまって、仕方なしに悪いことをして生きている普通の人たち

や、自分なりの正義感を持って(それが間違えた方向に向いていようとも)

生きている『普通』の人たちが大勢出てきます。

 

なので、なんかわかるなぁって所が多い。

 

物語としてかなりしっかりと作り込んでいるので、

飽きることなく最後まで見ることができます。

 

私的に久しぶり大ヒットドラマでした。

 

 

 

 

スウィートシング

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この映画に出てくる大人たちは、概ねダメな大人たちだ。

子供達より男を選んだ母親。

普段は優しいが酔うと豹変するアルコール中毒の父親。

母親の彼氏も暴力的で最低な男だし、

唯一優しくてまともな大人は、

主人公ビリーの妄想の中の、ビリーホリディだけだった。

 

ビリーホリディはビリーの父親が好きだった歌手の名前。

ビリーの名前は、ビリーホリディからつけたものだった。

 

普段はモノクロの世界で生きているビリーと弟のニコだったが(文字通りモノクロの映画だ)ビリーとビリーホリディの世界(妄想)は色鮮やかな世界だった。

 

ビリーとニコは、ちゃんと大人を信用している。・・・今はまだ。

両親の愛情を欲しているし、アル中の父親が、リハビリ施設から戻ってきてくれることを心から望んでいる。

 

二人の子を持つ親として、心から願う。

私は子供たちの期待を裏切らない大人でありたいと。

 

元子供だった私も願う。お父さんとお母さんが二人の元に帰りますようにと。

 

 

 

 

 

 

シャザム!〜神々の怒り〜

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複雑な家庭で生まれて、問題を起こしてばかりいた主人公。

新しい里親と義兄妹たちに出会い、彼らと一緒に世界を救っていくうちに、

徐々に心を開いていくと言う家族愛を描いた作品です。

 

前作で、魔術師に選ばれスーパーヒーローの力をもらった主人公ビリー。

その力を義兄妹たちと分け合って、みんなで悪を倒していく。

 

今作は力を分け合った家族、心を開きつつある家族を失うのが怖くて

過剰に束縛してしまうビリー。

 

義兄妹を過剰に束縛しようとするビリーと、ビリーを理解しつつも煩わしさを感じている義兄妹たち。

 

家族の葛藤が、みんなで協力して悪に立ち向かっていくうちに、

強力な信頼となり、

そしてビリーは例え離れてしまったとしても、

家族を信頼し愛していることを証明しようとする。

 

感動的な作品に仕上がっています。

そしてDCファンには嬉しい仕掛けもちゃんとあります。

 

最後の最後まで見てね。

 

 

 

↓映画の中で重要なアイテムになります。

 


 

everything everywhere all at once

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今話題のこの映画。主人公ミシェルヨーがアジア人初の主演女優賞を獲得した、歴史的作品でもあります。

 

アカデミー賞での彼女の発言に、すごく感動したのですが、まずは作品の紹介を。

 

コインランドリーを経営するアメリカ移民のエブリンが、世界を救いながら、家族とはなんぞやという答えを探していくSFコメディヒューマンドラマ。

 

倦怠期の夫婦関係。価値観が合わない下の世代(娘)や、自分の親との関係。

どこのうちにでも一つや二つ当てはまりそうな『家族の問題』を抱えた女性の葛藤を、SFとコメディで表現してあります。

 

誰でも一度は『あの時違う選択をしてみたら』や

『もし、夫と結婚してなければ』と思ってしまったことはないでしょうか?

その『もし』の可能性はマルチバース(多元宇宙)なら可能なのです。

もしあの時こうしていれば・・・

もしあの時親の言うことを効いていれば・・・

違う自分が違うスキルを手に入れて、違う自分になっている。

 

じゃあ、『今』の自分が『他』の自分のスキルを手に入れたら、最強じゃね?

と敵をバッタバッタとやっつけて行きます。

 

そう、『今』の自分が『他』の自分のスキルを受け継ぎ世界を救っちゃうと言う

突拍子もない話なのです。

 

うん。多分好き嫌い分かれる映画だと思う。

でも内容はとても深いし、誰でも少しは共感できる内容だと思う。

 

ヒーローはお母さんだから。

 

ミシェルはアカデミー賞でこう言いました。

 

「この受賞を世界中のお母さんに捧げなくてはなりません。みんなスーパーヒーローでお母さんたちがいなければ、私たちは誰もここにいないの